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「コーヒー教室開催のお知らせ」 かなりご無沙汰となってしまいましたが、 久しぶりにコーヒー教室開催します! 今回は浅煎り(酸味)が苦手だという人が 多いのでその辺の話ができたらいいなと思います。 本当に酸味は美味しくないのか? ではなぜ今主流のサードウェーブコーヒーは 浅煎りで酸味を感じさせるコーヒーなのか? つまりそれは酸味のあるコーヒーが 支持されているという事実でもあります。 この疑問というか課題にぶつかった時、二つのことを考えました。 一つは浅煎りのコーヒー豆を美味しく淹れること ができていないこと。 もう一つは酸味に対する誤解。美味しい酸味と 嫌な酸味のいろいろな誤解。ゆずや仏手柑など 柑橘類を果物としてだけではなく、料理でも幅広く 使われている豊かな食文化のあるここ高知で酸味が 受け入れられないはずはない、と妙な確信を持っています。 これらのことを踏まえてコーヒーのまた新しい魅力が 感じられる機会にしたいと思ってますが、 でもそんな難しい話はいやだ!という方も いらっしゃると思いますのでいつもどおり 日々淹れているけど正解が分からない、 コーヒーのことをもっと知りたい、 これからコーヒーライフを始めたい、など 参加される方の目的に応じて色々と 話し合える場にしたいと思いますので お気軽にご参加ください! 日時 10月28日(土)10:00〜12:00 定員 6名(最少催行2名) 参加費 ¥2,500(お菓子付き) 持ち物 普段お使いのものがある方はお持ちください ご予約、お問い合わせは hei@jokicoffee.com 0887-72-9309 Instagramダイレクト、Facebookメッセージでも。 コーヒー教室の様子はこんな感じ。
「上映会報告」 佐川町「キリン館」、高知市「薫的会館」の2会場での上映会を 無事に終えることができました。 キリン館では映画を見終わった後、佐川町出身でブラジルに渡り コーヒー豆を持ち帰って銀座カフェーパウリスタを創業した 水野龍の足跡を貴重な資料を交えたお話を聞きながら パウリスタのコーヒーをいただくという、 映画の内容には直接関係はないけれど日本のコーヒーの歴史を 辿ることができた意義深い時間にすることができました。 薫的会館では映画に出てくる二つの産地「ルワンダ」「ホンジュラス」 のコーヒー2種類を飲み比べながら鑑賞してもらうという 普段なかなかできない機会を提供できたのではないかと思います。 映画終了後はドリップとプレスの簡単な実演会を通じて、 よりコーヒーの世界を身近に感じてもらえる有意義な時間に なったのではないかと思います。 この映画上映会で伝えたかった 「コーヒー豆は農産物で栽培や生産から流通の様々な行程で 本当にたくさんの人が関わって1杯のコーヒーになる」 ということを共有できたことを実感してます。 映画上映に当たって主催してくれたシネマ四国さま、 会場を提供してくれたキリン館、薫的神社さま、 キリン館でお話をしていただいた中村さん、 美味しいヴィーガンのマフィンを焼いてくれた西森りなさん、 コーヒーを提供していただいたカフェーパウリスタさま 薫的会館でコーヒーを淹れくれて出店もしてくれた はなればなれ珈琲の野歩さん、美緒子さん、 素敵なお菓子で出店してくれたmietteさん、sumicaさん、 コーヒーの提供を手伝ってくれたametuchiの二人 上映会告知にご協力いただいた数々の皆さま、 そして上映会にご来場いただいた皆さま、 全ての人に感謝します。ありがとうございます。
「映画上映会のお知らせ」 サードウェーブと言われる空前のコーヒーブームは 寄せては返すどころか未だに続いています。 その波は一体どこからどのように生まれたのか。 そして本物なのか。この映画ではそんな現場を スタイリッシュな映像とともにただ淡々と伝えてくれます。 日本での最初の上映は2015年で2106年に四国では 松山、高松ときてあれ?高知は?という感じで 寂しさとともに自分がやらなきゃいけないんじゃないかと 勝手な使命感を覚え、その思いはくすぶり続け、時には 消えそうになりながら、一年近くの歳月を経て ようやくようやくシネマ四国さんの全面的な協力を得て この映画を高知で上映できることになりました。 しかも高知市と佐川町の2つの会場での開催となりました。 両会場とも当日はコーヒーを淹れに行きます。 ぜひご来場ください!よろしくおねがいします! A FILM ABOUT COFFEE(ウェブサイト) 上映会情報
「銀座三越での出店」 4/12(水)〜4/18(火)の7日間、銀座三越の地下2階 グローバルメッセージという売り場で開催される 「高知フェア」にて出張販売します。 今回は構想半年以上かけたデザイナー渾身の新作パッケージ! に新作のオリジナルブレンドと数量限定のシングルオリジンを 販売します。今年に入ってから少しずつ準備を始め、やっぱり 無理なんじゃないか?とか、そもそもそんな物量を製造できる のか?とか、2週間も店を閉めてまで行く意味はあるのか? と日々格闘しながら、それでもきっとやらなかったら後悔する だろうし、短い一生の間にデパ地下でコーヒーを販売する経験 なんてないだろうしとチャレンジしない人生なんて 「福神漬けのないカレーみたいなものだ」とか 「ウミネコのいない日御碕灯台みたいなものだ」みたいなこと を言い聞かせながら、そしていろんな人に助けてもらいながら、 なんとかここまでこぎつけました。まだ本番はこれからですが、 一つの達成感に浸っています笑 ぜひ銀座でお待ちしております。 高知フェアのチラシはこちら。 Kaivo Blend 春や新生活をイメージした新作のブレンドです。 ブレンドですがいろんな産地のブレンドではなく、 今回は自分が一番好きでコーヒーを面白いと感じた エチオピア イルガチェフェを色々な焙煎度でミックス したちょっとチャレンジングなブレンドです。 ロースターとしてずっとやってみたかった 「ウォッシュド」と「ナチュラル」という異なる 生産プロセスによる味わいの違いと焙煎度によって 変化する表情を一つにまとめて表現したいという想いを ある程度実現できたと思います。 Colombia Finca San Pascal Natural Process コロンビアでは割と珍しいナチュラルプロセスの シングルオリジンで初めてカッピングした時に 結構衝撃を受けた銘柄です。鮮烈なっていう言葉が まさにぴったりのコーヒーです。 Nicaragua Buenos Aires Maracaturra Honey ニカラグアでトップクラスのブエノスアイレス農園。 マラカトゥーラという大粒の珍しい品種をハニープロセスで 仕上げた希少な銘柄です。コロンビアに比べると印象度は 薄いのですがフレッシュで明るい味わいとどこまでもクリアで 長い余韻はクオリティの高さを感じさせてくれます。
「9月のコーヒー教室」 Coffee Beans Origin : Muyinga, Burundi Variety : Bourbon Process : Washed 最初はコーヒーを選ぶときのコツについて。 やはり酸味が苦手という人が多く、 ではその酸味がどこからくるかということで 焙煎度と産地についてお話ししました。 そのあとはひたすらレッツドリップトリップ。 今回はカリタとメリタを持ってきてくれて方も いらっしゃったので、抽出器具による違いも 楽しむことができました。 今回のコーヒー豆は「ブルンジ ムインガ」 を3パターンの焙煎で用意。 アフリカ産のコーヒーとしては 酸味が柔らかくナッティな印象のある 南米っぽい味わいのどちらかといえば 玄人受けするコーヒーでしたが、 みんな上手に淹れれていてびっくりしました。 そのおかげで美味しく試飲しながら進めることができましたが、 最後はノンストップで淹れすぎ飲みすぎたせいもあり 疲れも見えてて少し反省。 (ゴメンナサイ) きっとこんな短時間でこんなにたくさんコーヒー 飲むことはなかなかないと思うのですがその経験値が 今後のコーヒーライフで活きてくると思います。 参加してくれた皆さんありがとうございました。
「道半ば」 「灯台もと暮らし」というウェブメディアに インタビューを受けて掲載してもらいました。
改めて読み返してみて結局のところ、
昔からやっていることは変わってないわけで、
それは自分の存在意義を世に問いたい、
簡単に言ってしまえば誰かに必要とされたい。
自分のやっていること、やろうとしていることに
価値があるんだと確認したいということ。
そしてそれは自分の為にというよりは誰かの為という
側面の方が強い気がする。
自分の価値が最大限に発揮できることがヨキコーヒーである。
だからこの町にヨキコーヒーというものが必要とされて、
この町の自慢のひとつになれるとしたら、
これがきっと町の価値になる。
町に一つの新しい価値が生まれることで、
それはきっと町おこしになるんじゃないかと思う。
30代も終わりを迎えて人生の折り返しでもあるこの時期に
こういったインタビューを受けて何となく整理できた気がします。
次なるステージへ。
「為すべきこと」 映画「A FILM ABOUT COFFEE」を見て来ました。 面白おかしく、分かりやすく簡単にといった内容ではないけれど、 美しい映像と親近感を覚える人物描写でコーヒーの世界の一端に 触れるにはすごくいいドキュメンタリーだと思います。 コーヒーを飲む人にはぜひ見てもらいたいです。 個人的に心にとめておきたいと思ったのは、 「責任」と「余韻」。 コーヒーは一人で作られるものではなく、どこかで誰かが手を抜けば その質はたちどころに落ちてしまう。それはコーヒーに携わる人 全ての手によってその品質が決まるということであり、 つまりそこにはコーヒー豆の生産者に対する責任と 消費者、口にする人たちへの責任がある。 そしてその責任を全うした末に口に運ばれるコーヒー すなわち「スペシャルティコーヒー」には、 身体中を駆け巡り頭から突き抜けるような芳醇なフレーバーが備わり、 素晴らしい余韻を伴うということ。 自分の普段の仕事ぶりはプロフェッショナルとして 責任を果たしているだろうか。 そして提供するそのコーヒーは味わいだけではなく心にも 余韻をもたらすようなものとしてたり得ているだろうか。 見つめ直すいい機会になりました。