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「心に残る言葉」 image 20代前半の大阪時代にお世話になった バーテンダーの先輩が来てくれた。 そりゃもう生意気盛りの若造に、 今思えば(あくまで今振り返ると) ああしろとかこうしろとか一切言わずに 一人の男として接してくれた人。   「ケンちゃんは欲張りや。 何か一つのものを手に入れようと思ったら、 何か一つ捨てなあかん。」   言葉は(関西弁も)ちょっと違うかもしれないけど、 確か就職活動の時期に悩んでた時かけられた言葉だったと思う。 普段口にしないようなその言葉にドキッとしながらも、 その当時は 「俺は二つも三つも手に入れたんねん!」(生意気だから) と思ってた。 でも、20代を過ぎ「あぁそういうことかも」と、 30代も終わろうとしている今「せやなあ」と, ことあるごとに身に染みて感じている言葉。 「二兎を追うものは一兎も得ず」という諺もあるけど、 この言葉の真意はその物事に対する覚悟のこと。   あの当時言葉の意味は理解できていなかったけど、 ずっと心に残ってるこの言葉はきっと今の自分を 支えてくれている。   そして、つい最近読んだ本の中で著者が言っていた 「本当に大事なことは多くの場合、 痛みと引き替えにしか手に入りません。」 この言葉が心にひっかかった。 文面は少し違うけどきっとその本質は 一緒なんじゃないかと思う。   そう、なんだって大事なものは覚悟なんだ。    

Tue 25, Aug 2015
Proverb
category: Blog