「糸を紡ぐということ」
土佐町の「手織木綿 さゝ布」さんを訪ねてきました。
「さゝ布」さんの作る作品は綿から糸を紡いで、草木染めと言われる
染色方法(天然の染料)で糸を染めて、その糸を手織機で織るという
気の遠くなるような行程を経て出来上がった生地から作られます。
今回は糸を紡ぐところと織るところを特別に見せて頂きました。
綿。これが糸の原料であることは知ってはいても実際に
どのように糸になるかを見たことがなかったので、
今回見ることができて感動しました。涙
糸車を回して綿(左手で握っている)から糸を紡いでいきます。
棒状の紡錘(つむ)が回転して綿の繊維が撚りあわされて巻きとられてみるみる糸になっていきます。
紡錘によって紡がれた円柱型の糸。
つむ少女。
撚りあがった糸と染色された糸。
昔ながらの手織機で織られている生地。これは藍で染めた糸のもの。
糸が文字通り1本ずつ手作業で織られて一枚の布になっていくさまは
単純にモノが出来上がるのではなく「魂が宿る」、
そんな瞬間を垣間みることができた気がします。
そしてこの藍で染めた糸で織られた生地をつかってお店で使う
コースターを作ってもらえることになりました!
楽しみです。