旅の記録

グンナール・アスプルンド
sun.23.Nov.2004

スウェーデンの建築家の「エリック・グンナール・アスプルンド」。
行く前まであまり興味はなかったけど、実際に見た瞬間の胸に迫る
衝撃は忘れられない。こんな人がいたのだと出会えたことが本当に
嬉しくて、なぜだか感謝したい不思議な気持ちになった。

ストックホルム市立図書館。
写真では分かりにくいけど、四角い箱に円筒をポコッと乗せた形。
シンプルなのに強烈に印象に残っている建物。

照明と壁面。

円筒の形に沿ってぐるっと本棚が配置されている。
書物の神様が降りてきそう。

ぽつんと置かれたイス。何を言うでもないけれど存在感がある。
だれでも受け入れてくれる優しさも感じるけれど、
選ばれた人だけが座ることを許される、そんな気もする。

街路樹。雨は雪へと変わった。

アスプルンドの代表作、森の墓地。

広い敷地の中に立つ十字架。ただそれだけ。

ただそれだけなのに、ただただ美しい。
墓地とは無へ還る場所。土へと還る場所。
何も無いが全てがあるそんな場所。

火葬場だとは思えない神々しさ。いやむしろ火葬場だからなのかもしれない。

journey < Gunnar Asplund >
Thu 2, May 2013
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